北海道 タンチョウ撮影に写真愛好家集まる 国の特別天然記念物
2025年1月2日 11時37分 北海道
新年を迎え、北海道鶴居村では、国の特別天然記念物のタンチョウが朝日に照らされている優雅な姿を撮影しようと多くの写真愛好家が集まりました。
鶴居村を流れる雪裡川は、冬の間もほとんど凍らず、タンチョウが餌を求めて集まることから、人気の撮影スポットとなっています。
2日朝の鶴居村は午前6時の気温がマイナス15.8度と厳しい冷え込みになりましたが、川に架かる橋の上には夜明け前から早朝にかけておよそ40人の写真愛好家が集まり、カメラを構えて日の出を待ちました。
そして午前7時ごろになると、朝日を受けて霧が立ちこめる川面に群れをなしてたたずむタンチョウの姿をカメラに収めていました。
神奈川県から来た60代の女性は「神秘的で平和を象徴するような『北海道といえばタンチョウ』というイメージで、見ることができてことし一年の活力になります」と話していました。
また、毎年撮影に来ているという釧路市の60代の男性は「きょうは近くに飛んでくる鳥が少なく寂しいですが、北海道ならではのすばらしい景色だと感じる。ことし一年頑張れそうです」と話していました。