
熊本市でネコの保護活動を行っていた51歳の元ボランティアが、不衛生な環境で飼育して13匹を衰弱死させたなどとして動物愛護法違反の疑いで逮捕されました。警察が調べたところ、自宅などでおよそ130匹が死んだことが確認されたということで、詳しいいきさつを調べています。

逮捕されたのは、ネコの保護活動を行っていた元ボランティアで熊本市北区の無職 宮田由紀容疑者(51)です。
警察によりますと、ことし6月までの1年あまり、自宅とその隣の住宅でネコの排せつ物などが放置された不衛生な環境で飼育し、十分なエサを与えずに13匹を衰弱死させたなどとして、動物愛護法違反の疑いが持たれています。
動物虐待の疑いがあるという通報を受けて熊本市が調べたところネコが多数死んでいるのを確認し、ことし6月に刑事告発していました。
これまでの捜査で自宅などでおよそ130匹が死んだことが確認されたということで、調べに対し「預かるネコが増えるにつれて費用や手間も増え、飼育が面倒になってしまった」などと供述しているということです。
警察が詳しいいきさつを調べています。