仏パリで大阪・関西万博のフランスパビリオン紹介する催し
2025年2月6日 11時48分 大阪・関西万博
4月に開幕する大阪・関西万博のフランスのパビリオンについて、最新の情報を紹介する催しがパリで開かれ、出席したマクロン大統領がパビリオンを通じて日本との友好関係を一層深めたいという考えを示しました。

大阪・関西万博で、フランスは、「愛の讃歌」をコンセプトとするパビリオンを建設する予定で、フランスの担当者によりますと建物はほぼ完成し、内装作業に取りかかっているということです。
こうした中、パビリオンの最新情報を紹介する催しが4日パリで開かれ、マクロン大統領をはじめ、俳優のソフィー・マルソーさんらが出席しました。
催しでは、内部の詳細なイメージ映像が公開され、フランスのワインづくりを伝える展示室や、世界遺産のモンサンミシェルと広島県の厳島神社といった両国の歴史的な建造物などの共通点を示すコーナーを設置することが明らかにされました。

マクロン大統領は「パビリオンが日本とフランスの文化や繁栄、友好の象徴となってほしい」と述べ、パビリオンを通じて日本との友好関係を一層深めたいという考えを示しました。
万博の海外パビリオンをめぐっては建設の遅れも指摘されてきましたが、フランスパビリオンのジャック・メール総監督は「完成が急務で、万博の開幕日に間に合うよう全力を注いでいる」と述べ、急ピッチで準備を進めていると強調しました。