留学のカルチャーショック
♦ コミュニケーション編、食生活編 ♦
留学をすると多くの人が、大なり小なり、何かしらの「カルチャーショック」を体験します。海外で新しいものに接した際、驚いたり戸惑ったりすることは、ごく自然なことです。しかし、なかにはホームシックになったり海外生活自体を楽しめなくなったりする人もいます。
ここでは、留学生がよく受けるカルチャーショックの例をご紹介します。
●コミュニケーション編
- 出会ったばかりのクラスメイトのことを名字ではなくファーストネーム(名前)で呼ぶことさえも照れくさかったのに、先生のこともファーストネームで呼ぶように言われたときはさすがに戸惑った。
- "How's it going?(調子はどう?)"や、"What's up?(最近何かあった?)"などと聞かれて、最初は丁寧に自分の状況を伝えようとしていたが、これは"Hi!"ぐらいの軽いあいさつ程度の表現で相手はそれほど詳しい情報を求めていないことにしばらくしてから気がついて恥ずかしかった。
- "See you soon!(またすぐに会おう)"と言われ、「あとで会う約束したかな?」と不安に思ったことも。言われたことを直訳しすぎると戸惑うことが多い!
- ホストファミリーの家族にハグされて頬を合わせられたときはすごく驚いた。その後も友人や先生などから度々されたが、なかなか慣れない...
- クラスメイトが文法や発音もめちゃくちゃなのに、積極的に手を挙げて恥ずかしげもなく発表している姿を見てびっくり。日本人にはこんな人いない!
●食生活編
- 手料理というものがほとんどない。毎食、レンジでチンしたものを皿にならべるか、出来合いのものを買ってくるかばかり。日本のように野菜や肉を切って焼いたり、煮込んだりする料理が一度も出てこなくてびっくりした。
- とにかくすべてが大きい。ファストフード店のジュースのカップもやたら大きいし、映画館でポップコーンを頼むとバケツサイズのものが出てくる。こんな食生活だから体の大きい外国人が多いのも理解できる
- ブロッコリーもカリフラワーもマッシュルームも、何でも生で食べるのには驚いた
リンク:https://www.ryugaku.co.jp/column/2020/06/column-71.html
[単語]
1. 戸惑う(とまどう) : どう対処してよいかわからず、まごまごする。
2. 煮込む(にこむ):1.いろいろな材料をまぜて煮る。2.時間をかけて煮る。