日本と海外との違い|コミュニケーション編
日本を飛び出し海外に移住することを検討しているときに参考にしてほしいのが、コミュニケーションにおける日本と海外の文化の違いです。日本では当たり前のことが海外では当たり前ではなく、ときには気づかないうちに失礼な行為をしてしまう可能性もあります。気をつけましょう。
| あいづちをうつ
日本人は「話をきちんと聞いている」というアピールをするために、話の合間にあいづちをうつことが多いです。しかし、外国人にとっては話の合間にあいづちをうたれると、話をしているのに妨害されているように感じて気分を害してしまいます。そのため、あいづちをうつのは日本人固有の配慮の文化だといえます。
| 空気を読む
日本では暗黙の了解の文化が非常に根強く残っています。相手に全てを伝えなくても、相手が意図を汲み取ってくれるだろうという考え方は、海外では通用しません。海外では、自分の意志や思ったことをはっきりと口にして伝えます。海外出張や海外での就職を検討している場合は、ビジネスの場においても自分の意志をはっきりと言葉で伝えなければなりません。
| 「はい」が「いいえ」が難しい
日本人は、相手に気を使い「はい」と返答しているようで実は遠回しに「いいえ」と拒否している、ということが多々あります。海外でははっきりと「Yes」「No」を口にするため、どっちとも取れない返答では外国人は困惑してしまいます。逆もしかりで、日本人が海外へ行った際に、遠回しの拒否では相手に伝わらなかったということがあります。
| スモールトークをしない
日本人は相手に用があるとき以外に他人に声をかけることは滅多にありません。しかし、欧米ではバスの待ち時間やエレベーターの中などで見ず知らずの人と雑談をしている風景がよく見られます。スモールトークはいわゆる世間話のようなもので、お互いに敵意を持っていないということを示す大切な機会だと捉えられています。そして当然のように英語で話しかけてくるため、日常会話レベルの英語は習得しておきたいものです。
リンク:https://www.enworld.com/blog/2020/03/japan-abroad-culture
[単語]
1.合間(あいま) : 物事のとぎれる間の時間。
2. 汲み取る(くみとる):手の心情や事情を推し量る。理解する。