
トヨタ自動車は、東ヨーロッパのチェコでEV=電気自動車の生産を行うと発表しました。ヨーロッパの自社工場でのEVの生産は初めてで、数年以内の製造開始を目指すとしています。
トヨタ自動車は3日、ハイブリッド車などを製造しているチェコの工場を拡張して、EVとバッテリーの生産を行うと明らかにしました。
ヨーロッパの自社工場でEVを生産するのは初めてで、投資額はおよそ6億8000万ユーロ、日本円で1100億円余りにのぼり、一部の施設はチェコ政府の補助を受けるとしています。
また、EVの製造開始は数年以内を目指すとしています。
会社側はヨーロッパ市場で販売するEVを来年までに新型車を含め14車種に拡大することにしていて、現地向けのEVの供給を強化する方針です。
ヨーロッパでのEVの新車の販売台数は、去年は需要の低迷で落ち込みましたが、ことしに入ってからは前の年に比べて増加していて、中国メーカーにも中長期的な市場の伸びを見込んで、ヨーロッパでのEVの工場建設の動きが出ています。